クラブハウス・サンドイッチ/Clubhouse Sandwich

食べ応えのあるボリュームたっぷりのクラブハウス・サンドイッチClubhouse Sandwich。起源はいくつか説があるようですが、ニューヨーク生まれなのは確かなようです。決まりはトーストした3枚のパンで挟むということ。中身はお好みで野菜や肉をいろいろ入れてみましょう。
Sandwichは、英語だとdを発音しないので、サンウィチです。でも日本だと、中にはサンドウィッチという人もいるでしょうけど、普通はサンドイッチか○○サンドっていいますよね。
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の中で、主人公の私と老人がふたりとも『サンドウィッチ』と何度も繰り返すところにちょっと違和感を覚えたことを思い出しました。

●材料・下ごしらえ
食パン…3枚
※トーストする
鶏むね肉…80g
※横から包丁を入れて厚さ5㎜程度に切り開く
ベーコン…30g
(スライスのもの1~2枚)
スライスハム…1枚
卵…1個
スライスチーズ…1枚
フリルレタス…2枚

※ふきんの間に挟み、手のひらで押さえて軸の部分をつぶすように全体を平らにする
トマト…1/4個(50g程度)
※5㎜ほどの厚さに薄切りし種を取り除く
 お弁当用などすぐに食べない場合はペーパータオルにのせて水分をぬいておきます
キュウリ…1/3本
※5㎜ほどの厚さで縦に薄切り
 ペーパータオルにのせて水分を抜く
ディルピクルス…1個
※2㎜ほどの厚さで縦に薄切り
マヨネーズ…大さじ1
フレンチマスタード…大さじ1/2
ケチャップ…大さじ1/2
塩…少々
胡椒…少々

オリーブオイル…小さじ2

●つくり方
1.鶏肉を焼く
鶏肉の両面に塩と胡椒を振りかける。
フライパンにオリーブオイル小さじ1を引き、鶏肉をのせて中火で焼き色が付くまで焼く。火からおろし、手でさわれるぐらい冷めたら、パンの大きさに合わせるように切り分ける。

2.卵を焼く
卵をボウルに割り入れ、軽く白身と黄身を混ぜる。フライパンにオリーブオイル小さじ1を引いて中火にかける。
十分に熱くなったら卵を流し入れ、フライパンを回しながら全体に広げ焼いていく。上面が固まってきたら、菜箸をV字に広げて卵の下に奥まで差し込んで裏返す。全体に火が通ったら火からおろす。これもパンの大きさに合わせるように切り分けておく。同じフライパンを熱し、ベーコンを入れて両面に焼き色が付くまで焼いてから、パンにのせやすい大きさに切る。

4.パンに挟む
1枚目と2枚目のパンを並べる。1枚目にマヨネーズ大さじ1/2を塗る。フリルレタス2枚をのせ、その上にトマト、ベーコン、ピクルス、ハムの順に重ねていく。2枚目にマスタードを塗って1枚目と具を挟む。
2枚目の上面にケチャップを塗る。チキン、キュウリ、卵、チーズ、フリルレタスの順番にのせていく。3枚目に残りのマヨネーズを塗り、重ね合わせる。
上から全体を軽く押さえながらなじませたら、パン切り包丁で対角線で2等分または4等分に切る。
くずれないように爪楊枝を刺して盛り付ける。

パンが水分を吸いすぎると食べにくいしおいしくなくなります。マヨネーズ、マスタード、ケチャップを塗るときは、パンの表面全体にまんべんなくいきわたるようにすること、野菜の水分を減らすことに注意しましょう。
付け合わせには、フライドポテトとりはポテトサラダかコールスローがおすすめです。