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名物にうまいもの

ソウルフード / Soul Food

よく「日本人のソウルフード」とか、「〇〇県人のソウルフード」などという言葉を耳にします。ソウル=魂から、その土地では誰もが知っていて、好んで食べられてもいる、国民食、県民食あるいは国や地域を代表する食べ物というような意味で使われるのでしょう。しかし、これはそもそも英語のSoul Foodソウルフードの本来の意味とはまったく異なるので、注意が必要かと思います。日本以外、とりわけアメリカでは間違って伝 […]

ヴルスト

ドイツでうまいものと言えばまずはソーセージWurstです。カタカナだとヴルストまたはヴォアストとかになります。もちろんソーセージを出すレストランやビアホールはいくらでもありますが、やっぱり屋台で出来立て熱々を食べたいですね。大抵の屋台は、茹でソーセージか焼きソーセージのどちらか、あるいは両方を扱っていて、大きいソーセージ1本に小さめのパンが1個つき、マスタードが添えられるスタイルです。サンドイッチ […]

アフタヌーンティー

ロンドンへ行ったら、観光は早めに切り上げてアフタヌーンティーAfternoon teaで心地よい時間を楽しみましょう。できれば5つ星ホテルのラグジュアリーな空間で、ちょっと贅沢してシャンパン付きを優雅に。数ある紅茶の中から気に入ったものを選んで注文します。小さいけれども手の込んだサンドイッチと三段重ねのスタンドにケーキやペストリー、そして焼き立てのスコーンが。ジャムとクロテッドクリームをたっぷりと […]

フリット

ベルギーでは国民食ともいえるスナックです。ポムフリット Pommes Fritesはフランス語でフライドポテト。フリットだけで通用します。ベルギーに行ったら、街角にあるフリット専門店で揚げたてのポテトを食べましょう。ブリュッセル在住の方によると、最初は低温その後高温で二度揚げすることがサクサクでおいしい理由とか。楽しいのはソースの豊富さです。フリット屋さんで注文するとどのソースにするかきかれますが […]

ピンチョス

バスクを中心としたスペイン北部の名物と言っていいでしょう。もちろん、マドリードやバルセロナなどほかの都市でもピンチョスを食べられるお店はあります。でも本場のお店で食べてみたいですよね。ビルバオやサン・セバスチャンを訪れると、仕事と称してバルをはしごしては、チャコリ[1]chacolí北スペイン特産の微発泡性ワイン片手にピンチョスをつまんだりしていました。ピンチョpinchoはスペイン語で串[2]肉 […]

ボルシチ

子供のころ、母と都心方面へ買い物などに出かけると、ときどき五反田駅のとなりにあった日本食堂でお昼を食べました。決まって頼んだのがボルシチです。真ん中に白いクリームがのった赤いスープが大好きでした。ソ連時代のモスクワやレニングラード[1]現サンクトペテルブルクやキーウ(キエフ)を訪れたとき、ボルシチを食べるたびに古い記憶がよみがえったものです。でも少し違ったのは具の大きさ。昔食べていたのはカレーに入 […]

パエージャ・ヴァレンシアーナ

日本ではpaellaをパエリアと表記することが多いですね。でも、スペインではパエージャが普通です。でもパエーリャとかパエーヤと発音する人もいます。ほかにもpollo(ポージョ/鶏肉)、bocadillo(ボカディージョ/サンドイッチ)、tortilla(トルティージャ/スペイン風オムレツ)なども同様。スペイン語ではllが重なったときに本来はリャ行の音になるのですが、ジェイスモ(イェイスモ)と呼ばれ […]

カルパッチョ

薄くスライスした牛サーロインをお皿に並べ、同じように薄く削ったパルミジャーノ・レッジャーノとルッコラを乗せ、さらにマヨネーズと牛乳とウスターソースなどで作るウニヴェルサーレというソースをかけると、カルパッチョの元祖Carpaccio alla Ciprianiカルパッチョ・アッラ・チプリアーニの出来上がりです。 この料理は、ヴェネツィアのハリーズ・バーHarry’s Bar創業者のジュ […]