パエージャ / Paella

日本ではヴァレンシア風パエージャの材料をそろえるのは難しいので、こうやって作っています。

材料・下ごしらえ(直径25㎝のパエジェラ[1]パエージャ用の浅い鍋使用・3~4人分)
米…2合
※洗わずそのまま。
鶏モモ肉…200g(はみ出している余分な脂肪や皮を切り取ったあとの重さ)
※食べやすい大きさに切り分ける。   
サヤインゲン…4本
※へたの部分を切り取って、すじがあれば取り除き、半分の長さに切る。
白インゲン…10~15粒
※ゆでておいたもの(なくても、缶詰でも、他の大きめの豆でもよい) 
ピーマン…2個(手に入れば緑だけでなく他の色も一緒に)
※縦半分に切り、へた、わた、たねを取り除き、縦に幅1㎝ほどに切りそろえる。
ニンニク…1片
※縦半分に切り、芽の部分だけを取って薄切り。
トマト…1個(大きめのもの 缶詰のカットトマトでも可 その場合は200g目安)
※1㎝程度の角切りに。
オリーブオイル…大さじ2
サフラン…1片

※小さじ1程度の水につけておく。
タイム…少々(生でも乾燥でも)
塩…小さじ1
野菜ブロス…400ml
(固形や顆粒のコンソメを400mlのぬるま湯に溶いたものでも可) つくり方⇒野菜ブロス

つくり方
1.具材を焼く
鍋にオリーブオイル大さじ1を入れ、鶏肉を皮側を下にして並べてから火を点ける。
中火でそのまま動かさずに焼いて、焼き色が付いたところで肉を裏返し、インゲンとピーマンを加える。時間をかけずに表面だけ焼いたら、火を止めてすべての材料を取り出す。

2.スープをつくる
オリーブオイル大さじ1を足し、ニンニクを入れて再び点火。
ニンニクを軽く炒めて香りが出てきたら、トマトを投入する。
トマトに油が馴染み、少しくずれてきたところで、野菜ブロスをゆっくりと注ぎ込み、タイムとサフラン(水ごと)を追加。
また火を止めて、トマトとスープを混ぜ合わせる。

3.炊く
米を鍋全体に均一にいきわたるように入れ、鶏肉を出来上がりを想定した位置に並べる。
上から塩をパラパラと振りかけたら、火を点ける。
強めの中火で12分間。
最初はそのままで、沸騰してきたらふたをする。ちょうどいいサイズのふたがなければアルミホイルで代用OK。
*パエジェラを使う際は、深さがないので吹きこぼれないよう、火加減に気を付けないといけません。

4.仕上げ
時間になったら火を消し、ピーマン、サヤインゲン、白インゲンをごはんの上に並べてから、再度ふたをして15分ほど蒸らす。
この時点でまだ水分が残っているようであれば、さらに弱めの中火にかけるとよい。焦げ過ぎないように注意。
最後に具を見栄えよく並べなおして出来上がり。

お米は洗ったり、炒めたりせずにそのまま使います。
これはサフランの風味を活かす料理なので、味付けは控えめです。

References

References
1 パエージャ用の浅い鍋