ラトヴィア、エストニアとともにバルト三国と呼ばれるリトアニア。その国の郷土料理がVištienos vyniotinisヴィシュティニョス・ヴィニョティニスです。鶏むね肉でドライフルーツなどを巻いて湯煎にしてつくります。中身はお好みで構いません。現地でもドライフルーツの代わりに挽き肉やハム、チーズ、ナッツなどを入れる場合があります。
◆材料・下ごしらえ（チキンロール2個・4人分）
鶏むね肉…2枚（500g程度）
※皮と脂肪を取り除く
砂糖…大さじ1
塩…小さじ1
プルーン…10個（ドライフルーツ）
※種を抜く
ドライトマト…10個（他の甘さが強くないドライフルーツでも可）
※少量の熱湯に1分ほど浸ける
ニンジン…1/2本（75g程度）
※すりおろす
バター…10g
白ワイン…40ml
白胡椒…ひとつまみ
クミン…ひとつまみ（乾燥スパイス）
◆つくり方
鶏肉を1枚ずつ平らに置き、厚い部分に横から包丁を入れて開いていく。
さらに厚みのあるところに少しずつ切れ目を入れて全体を1㎝ほどの厚さにする。
2枚同じようにつくる
俎板の上に、肉を縦長の長方形に近い形で広げる。
横幅が違う場合には長い方を上側にする。
肉の内側に砂糖をまんべんなく塗り、5分ほど置く。
その上に同じように塩を塗り、上下の1/3と2/3の辺りにプルーンを広げるように並べる。
その隣に重ならないようにドライマトも並べる。
肉を下の方から隙間ができないように巻いていく。
横に半端にはみ出している部分は内側に折り込む。
ラップでしっかりと包み、さらにもう一枚ラップでくるみ二重にする。
2つの肉ロールが出来たら、耐熱の保存用袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密閉する。
大き目の鍋にお湯を沸かす。
沸騰したところに保存袋を入れ、蓋を閉めて火を消す。
そのまま常温になるまで置いておく。
小さめの鍋かフライパンを中火にかけてバターを入れて溶かす。
ニンジンを加えて炒める。
火が通ったらワインと胡椒、クミンを入れてよく混ぜたら火から下ろす。
肉が冷めたら、2cmほどの厚さの輪切りにする。
皿に盛り付けてニンジンソースを添える。
付け合わせはマッシュポテトなどを。