ブラジルの家庭料理フェイジョアーダFeijoada。ポルトガルを起源とする豆と肉の煮込み料理で、ポルトガル語で豆を意味するfeijãoフェイジョーから名付けられました。ブラジル以外に、ポルトガルの植民地であったカーボベルデ、アンゴラ、モザンビークなどのアフリカ諸国でもよく食べられている料理。リオ・デ・ジャネイロでは、毎週水曜日と土曜日のランチに特別メニューとして提供するお店が多くあります。ブラジルのフェイジョアーダは豚肉と牛肉、豚足、豚の耳や尻尾などを使うのが一般的ですが、レシピは地域や家庭でさまざまです。ここでは、普通の豚肉だけでつくります。豆を水で戻す必要があるので、半日あるいは1日前から準備しましょう。
●材料・下ごしらえ(4人分)
黒インゲン豆または黒大豆…150g(乾燥・大豆は少し平らな雁喰い豆がおすすめ)
※水洗いしてボウルや鍋に入れ、水1,000mlを加えて涼しい場所で12時間以上置く
豚バラ肉…200g(塊)
※2cm厚さに切る
豚もも肉…200g(塊かカレー用など)
※バラ肉と同じぐらいの大きさに切る
ベーコン…200g(ブロック)
※肉と同じぐらいの大きさに切る
ソーセージ…300g(できれば2種)
※肉と同じぐらいの大きさに切る
タマネギ…1個(200g程度)
※芯を取り粗みじん切り
ニンニク…1片
※芯を取りみじん切り
ローリエの葉…2枚
塩…小さじ1
黒胡椒…ひとつまみ(粗挽き)
水…200ml
●つくり方
1.豆を茹でる
豆を戻し汁ごと鍋に入れて中火にかける。沸騰してきたら火を弱め、10分ほど茹でる。アクがたまったら掬い取る。
2.肉を炒める
別の大きめの鍋にオリーブオイルを引き、ニンニクとタマネギを入れ、中火で炒める。タマネギが透き通ってきたら、ベーコンと豚肉を加えて焼き色が付くまで焼く。
3.煮込む
肉の鍋にソーセージと豆を汁ごと加える。胡椒、ローリエと水を足して中火のまま煮る。沸騰したら味を確認して塩を入れる。ふたをして弱火で30分程度煮込む。煮汁が少なくなってきたら減った分だけ水を注ぎ足す。
◎ベーコンやソーセージの塩味が濃い場合があるので塩の量は加減する。
ご飯や茹でたジャガイモなどと一緒に食べる。
ブラジルではファロファFarofaというキャッサバ粉にスパイスやベーコンなどを混ぜて炒めたふりかけをかけます。