ソ連時代のロシアで1970年代ごろからつくられるようになったと言われるサラダで、今ではお祝いの席での定番料理のひとつになっています。春の花ミモザをイメージしたサラダです。ミモザサラダというと卵黄をすり潰して野菜の上に振りかけてつくるものが思い浮かぶでしょうが、これは材料を積み重ねて仕上げます。ロシア風ミモザサラダсалат мимозаをつくってみましょう。
●材料・下ごしらえ(直径9cmのセルクル[1]ケーキやクッキーなどを作るときに使う底なしの丸い型使用で2個分)
ジャガイモ…1個
※皮を剝いて8等分ぐらいに切り分ける。
ニンジン…1/2本
※1cm厚さの輪切りに。
タマネギ…1/2個
※細かめのみじん切りにする。
ホウレンソウ…4株
卵…1個
ツナ缶…2個(70g x 2)
※缶を開け、汁を切りほぐしておく。
牛乳…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1
バター…大さじ1
オリーブオイル…小さじ1
塩…少々
胡椒…少々
ディルウィード…少々(乾燥したもの)
⦿ヴィネグレットソース
オリーブオイル…大さじ1
白ワインビネガー…小さじ1(米酢でも可)
フレンチマスタード…小さじ1/2(なくても可 粒入りでも可)
塩…少々
胡椒…少々
※よく混ぜるだけ。
●つくり方
1.固めのゆで卵をつくる
沸騰したお湯に生卵を入れて12分ゆで、氷水にとって殻を剝く。
2.野菜をゆでて和える
ジャガイモとニンジンは水からはじめて、沸騰から20分ほど柔らかくなるまで、タマネギは熱湯に入れて3分、ホウレンソウも熱湯に入れて30秒ぐらい。
ゆで上がったらジャガイモとニンジンは熱いうちにそれぞれマッシュする。フードプセッサーにかけてもよい。ジャガイモには塩と牛乳をニンジンはバターを混ぜ込む。
タマネギは一度ザルにあげて、冷水の中でぬめりを取るようにもむ。ふきんかペーパータオルに包んでよく絞る。
ホウレンソウは冷水にとり、手で水をよく絞り、細かく切る。これもフードプロセッサーOK。タマネギはマヨネーズと、ホウレンソウはオリーブオイルと和える。
3.ゆで卵をすりおろす
最初に丸ごとおろし金にあてて、少しずつ回しながら白身の部分だけをすりおろしていく。黄身に届く前に残りの白身を手ではずし、包丁で細かくしてからすりおろして混ぜる。黄身のほうはすりおろしていくと割れてしまうので、おろし金の上にのせて指の腹で軽くこするようにするとだいたい細かくなる。
4.盛り付ける
材料をすべて半量ずつに分けておく。
セルクルを皿の上に置き、ジャガイモを底に敷く。その上にニンジン、ホウレンソウ、タマネギ、ツナの順番で層を作るように重ねていく。
ツナの上に胡椒を振りかける。
さらに、卵の白身、一番上に黄身をのせる。
黄身は全体を覆うのではなく、周囲に少し白身が見えるように真ん中をこんもりとするときれい。
セルクルをゆっくり外し、仕上げにディルウィードを飾れば完成。
すぐに食べない場合はラップして冷蔵庫へ。
食べる直前によく攪拌したヴィネグレットを回しかける。
◆卵の黄身を振りかけるところ以外は特に決まりはありません。
お好みで材料を変えて試してみてください。
ピューレ状のものと形が残っているものが混ざったほうが食感がいいです。
くれぐれも材料が水っぽくならないようにしましょう。
References
↑1 | ケーキやクッキーなどを作るときに使う底なしの丸い型 |
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