美味しそうな生鮭の切り身が手に入ったらSaumon meunière ソーモン・ムニエルをつくりましょう。ムニエルとは「粉屋の妻」を意味していて、料理としては小麦粉をまぶしてバターソテーする調理法のことを指します。イギリスではドーバーソール(ヨーロッパソール/舌平目)のムニエルが有名です。そのままレモンを絞っただけでも十分美味しいですが、ここでは小松菜を使った生クリームのソースをたっぷりかけていただきます。
●材料・下ごしらえ(4人分)
鮭…4切れ
白ワイン…30ml
小麦粉…大さじ1+1/2
無塩バター…20g
塩…ひとつまみ
◆ソース
小松菜…2株
※茎は2㎝幅、葉は1~2㎝角に切る
小麦粉…大さじ1
無塩バター…10g
生クリーム…200ml
白胡椒…少々
ディル…少々
※細かくちぎる(乾燥スパイスでもOK)
●つくり方
1.鮭の準備
骨抜きで鮭の骨を取り除く。
バットに鮭を並べて白ワインを振りかける。鮭の下面にもワインがいきわたるようにする。
落としラップをして冷蔵庫に入れ30分ほど置く。
2.ブールマニエBeurre maniéをつくる
小さめの鍋にバターを入れて弱火にかける。
バターが溶けて来たら小麦粉を振り入れ、スパチュラや木べらで混ぜる。
火を止めてさらに滑らかで均一の塊りになるまでよく混ぜ合わせる。
3.鮭を焼く
冷蔵庫から出した鮭をキッチンペーパーで軽く拭き、両面に塩を振りかける。
小麦粉を全体に薄く満遍なく塗すように付ける。軽くはたいて余分な粉は落とす。
フライパンを中火にかけてバターを入れる。
バターをフライパンの上で回すように広げて半分ぐらい溶けてきたら、鮭を皮側を上にして並べる。
3分ほどで焼き色が付いてきたら裏返す。
そのまま1分焼いたら蓋をして弱火におとし3分間蒸し焼きにする。
焼き上がったら蓋をしたまま置いておく。
4.ソースを仕上げる
2の鍋を弱火にかけて生クリームをゆっくり流し込む。
ブールマニエを潰しながら馴染ませる。
滑らかになったところで中火にし、小松菜を加えて混ぜる。
泡が少し上がってきたら火を止める。
5.盛り付け
皿の中央に鮭を身を上にして置く。
ソースをかけ、ディルをのせる。