AUTHOR

ALBA

ヴルスト / Wurst

ドイツでうまいものと言えばまずはソーセージWurstです。カタカナだとヴルストまたはヴォアストとかになります。もちろんソーセージを出すレストランやビアホールはいくらでもありますが、やっぱり屋台で出来立て熱々を食べたいですね。大抵の屋台は、茹でソーセージか焼きソーセージのどちらか、あるいは両方を扱っていて、大きいソーセージ1本に小さめのパンが1個つき、マスタードが添えられるスタイルです。サンドイッチ […]

ラム / Rum

ラムはサトウキビを主原料とする蒸留酒です。カリブ海地域の特産として知られていますが、もともとこの辺りではサトウキビは自生しておらず、コロンブスによって持ち込まれたカナリア諸島産のサトウキビがはじまりとされます。この土地の風土に合致したことで根付いたのでしょう。サトウキビはイネ科の植物で、温暖な気候を好むことから、日本でも四国、九州、沖縄で生産が盛んです。16世紀以降、カリブ海の島々ではサトウキビの […]

フェイジョアーダ / Feijoada

ブラジルの家庭料理フェイジョアーダFeijoada。ポルトガルを起源とする豆と肉の煮込み料理で、ポルトガル語で豆を意味するfeijãoフェイジョーから名付けられました。ブラジル以外に、ポルトガルの植民地であったカーボベルデ、アンゴラ、モザンビークなどのアフリカ諸国でもよく食べられている料理。リオ・デ・ジャネイロでは、毎週水曜日と土曜日のランチに特別メニューとして提供するお店が多くあります。ブラジル […]

ニンジン

日常の食卓に欠かせない野菜のひとつです。鮮やかなオレンジ色が他の食材と合わせたときにより引き立ちます。和食にも洋食にもその他の料理にもニンジンを使ったものは豊富にありますし、ジュースやスイーツもいいですね。ニンジンは東洋種と西洋種に大別されます。東洋種はいまのイランやアフガニスタンの辺りが原産地とされ、もとは紫や黒に近い色で、その後に黄色が出現したとのこと。細長いのが特徴です。日本には中国経由で江 […]

斑入り

庭や花の仕事をする人の中にもいわゆる「斑入りマニア」たちがたくさんいます。斑入りとは、よく見かけるものではホスタ(ギボウシ)、リリオペ(ヤブラン)、ヘデラ(アイビー)、ツルニチニチソウ、観葉植物のデュランタやポトスなどのように、葉の一部の色が薄くなったり白っぽくなったりする種です。その斑入りに魅せられるとついつい集めてしまい、素材として使いたくなります。ガーデニングといったらやっぱり色とりどりの花 […]

レバノンスギ

レバノンは地中海に面して、シリアとイスラエルに国境を接する南北に長い国。その中央に背骨のようにそびえるのが3,000m級の山々が連なるレバノン山脈です。さらに東のシリアとの国境には、レバノン山脈と並行してアンティ・レバノン山脈があります。ふたつの山脈の間にひろがるのがベカー高原。標高が1,000mほどあるので高原で間違えではないのですが、英語ではBekaa Valleyつまり峡谷です。なぜかという […]

アヴィニョン / Avignon

南フランスのプロヴァンス地方はとても魅力あふれる場所です。その代表都市のひとつにあげられるのがアヴィニョンAvignon。ローヌ河畔の美しい町並みは城壁に囲まれ、中心に聳えるのがランドマークとなる教皇庁の建物です。教皇とはカトリックの最高位聖職者であるローマ教皇のこと。本来はローマにいるべき教皇が、14世紀にはここにいた期間がありました。アヴィニョンは教皇庁の置かれた約70年の間に非常に栄え、フラ […]

ビーフストロガノフ / Beef Stroganoff

ロシアの名物料理ビーフストロガノフBeef Stroganoff/бефстроганов。おそらくロシアを周遊する ツアーに参加したら、ボルシチとともに必ず一度は提供されると思います。ビーフストロガノフは、19世紀にロシアの貴族、アレクサンドル・ストロガノフ伯爵家に仕えたフランス人シェフが考案したものらしいのですが、いつどのように生まれたのかは定かではありません。1861年初刊のロシアの料理本P […]

ポルト・ワイン / Vinho do Porto

ポルトガルで首都リスボンに次ぐ第2の都市ポルトPorto(ポルトガル語:Oporto)。この町を有名にしているのはもちろんポルト・ワインVinho do Porto(ヴィーニョ・ド・ポルト)です。ポルトは北部ポルトガルで大西洋に注ぐドウロ川の河口近くに位置します。川の中流から上流の渓谷には丘陵が連なり、ブドウ栽培に適した環境にあるのでポルトガルを代表するワイン産地のひとつです。特にドウロ上流域はア […]

クローバー

いわゆる雑草として扱われる草花の中でも、親しみの深いもののひとつがクローバーCloverでしょう。ところかまわず生えてきて、特に芝生を手入れしている人たちなどには嫌われることもあります。逆に、密に生い茂り強い性質をもつことからグランドカバープランツとしての利用も可能です。クローバーという名で総称される植物は、世界中の広い地域に分布していて、日本ではマメ科シャジクソウ属と呼ばれます。シャジクソウ属の […]