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ワスレナグサ

可憐な花をたくさんつけて春から初夏にかけての花壇を彩るワスレナグサ。古くからなじみのある鮮やかな水色の花が主流ですが、この頃はピンクや白、紫などの花色もあります。大きくは広がらず、葉も花も小さいことから、どちらかというと脇役という立場で、ボーダーガーデンの前列とかコンテナやハンギングバスケットの寄せ植えによく使われるのではないでしょうか。ワスレナグサの名前は、英語名Forget-me-notから付 […]

アイリッシュ・コーヒー

アイリッシュ・コーヒーIrish Coffeeというカクテルがあります。日本での知名度は低いかもしれません。でも欧米ではカフェやバーで普通に飲むことができます。その名の通りアイルランドで生まれたものですが、アイルランドで伝統的に飲まれているというわけではありません。アイルランドの西部シャノンShannonにある国際空港は、1990年代までは大西洋腺の航空便の経由地として利用されていた空港です。ここ […]

マルタ / Malta

マルタMaltaは地中海に浮かぶ島のひとつです。イタリアのシチリア島と北アフリカのチュニジアの間にある淡路島の半分ほどの大きさしかない小さな島。よくどこかの国の一部と間違われますが、ゴゾ、コミーノなど周囲の島々とともに構成されるれっきとした独立国です。第一次、第二次世界大戦では、領有していたイギリスの軍事拠点とされ、マルタは空爆にさらされ、周辺海域は何度も海戦の舞台となりました。マルタ国旗には、国 […]

フジ

フジは古くから日本人に愛されてきた植物で、初夏を象徴する樹木のひとつです。マメ科のつる性落葉高木。房状の白や薄紫の花が垂れ下がるようなかたちでつくという特徴があります。フジ属の学名・英語名はウィステリアwisteriaです。日本原産のフジは学名では「花がたくさん」という意味のfloribundaフロリブンダ、英語ではJapanese Wisteiraと呼ばれています。19世紀にアメリカやヨーロッパ […]

アフェリア / Afelia

伝統的キプロス料理のひとつアフェリアAfeliaをつくります。ブルガーBulgur(ブルグルとも呼びます)はなくてもいいですが、キプロス料理には欠かせないものなので、できれば入手して試してください。 ●材料・下ごしらえ(3~4人分)肉のマリネが必要なので前日から準備します。豚肉…600g(もも、肩ロースなどの塊肉)※1辺3cm程度の大きさに切り分ける コリアンダーシード…5g(なければパウダーでも […]

ラナンキュラス

春に鮮やかな色の花を咲かせる球根草花のひとつが、ラナンキュラスです。このラナンキュラスranunculusというのはキンポウゲ属の総称。ラテン語でカエルを意味するranaが語源とされます。一般にカエルが棲む湿地帯に自生するからといわれますが、そうではなくて、本当のところは葉の形がカエルの足に似ているからその名があるのだと思います。なぜなら、キンポウゲの仲間にはハイキンポウゲcreeping cro […]

キューガーデンズ

イギリスの王立植物園であるキューガーデンズKew Gardensは、ロンドンの中心部から南西のリッチモンド・アポン・テムズに位置します。ロンドンから地下鉄の利用でも気軽に行ける場所にありながら、115万㎡という広大な敷地を持つ世界屈指の植物園です。そこには世界中から集められた3万種を超えるといわれる植物が保存、育成されています。鉄骨とガラスでできた全長110mの大温室パームハウスがキューガーデンズ […]

フリット / Les Frites

ベルギーでは国民食ともいえるスナックです。ポムフリット Pommes Fritesはフランス語でフライドポテト。フリットだけで通用します。ベルギーに行ったら、街角にあるフリット専門店で揚げたてのポテトを食べましょう。ブリュッセル在住の方によると、最初は低温その後高温で二度揚げすることがサクサクでおいしい理由とか。楽しいのはソースの豊富さです。フリット屋さんで注文するとどのソースにするかきかれますが […]

豚肉のアレンテージョ風            Carne de Porco à Alentejana

ポルトガル名物料理のひとつが、Carne de Porco à Alentejana豚肉のアレンテージョ風。アレンテージョというと江國香織の短編集「犬とハモニカ」の一編のタイトルとして知っている人も多いかも。ポルトガルの首都リスボンで大西洋へ注ぐテージョTejoという川があります。この川を遡っていくと、いずれスペインに入りタホTajoと名前を変え、トレドやアランフェスの町を抜けてさらに東のアラゴン […]

ベルゲン / Bergen

北欧はスカンジナビア半島の西半分を占めるのがノルウェーです。ノルウェーといえばフィヨルド。その観光拠点となるのがベルゲンです。首都オスロに次ぐ第二の都市でありながら、都会の喧騒とは無縁の風光明媚な場所。北海から流れ込むフィヨルドの奥に位置し、暖流と偏西風の影響から真冬でも凍ることのない港を持つので、中世以降交易の拠点として大いに栄えました。ヴァイキングの時代から続く港町は、いまでは大型客船の寄港地 […]