レバノンスギ / Lebanese cedar
レバノンは地中海に面して、シリアとイスラエルに国境を接する南北に長い国。その中央に背骨のようにそびえるのが3,000m級の山々が連なるレバノン山脈です。さらに東のシリアとの国境には、レバノン山脈と並行してアンティ・レバノン山脈があります。ふたつの山脈の間にひろがるのがベカー高原。標高が1,000mほどあるので高原で間違えではないのですが、英語ではBekaa Valleyつまり峡谷です。なぜかとい […]
レバノンは地中海に面して、シリアとイスラエルに国境を接する南北に長い国。その中央に背骨のようにそびえるのが3,000m級の山々が連なるレバノン山脈です。さらに東のシリアとの国境には、レバノン山脈と並行してアンティ・レバノン山脈があります。ふたつの山脈の間にひろがるのがベカー高原。標高が1,000mほどあるので高原で間違えではないのですが、英語ではBekaa Valleyつまり峡谷です。なぜかとい […]
南フランスのプロヴァンス地方はとても魅力あふれる場所です。その代表都市のひとつにあげられるのがアヴィニョンAvignon。ローヌ河畔の美しい町並みは城壁に囲まれ、中心に聳えるのがランドマークとなる教皇庁の建物です。教皇とはカトリックの最高位聖職者であるローマ教皇のこと。本来はローマ(ヴァチカン)にいるべき教皇が、14世紀にはここにいた期間がありました。アヴィニョンは教皇庁の置かれた約70年の間に […]
ロシアの名物料理ビーフストロガノフBeef Stroganoff/бефстроганов。おそらくロシアを周遊する ツアーに参加したら、ボルシチとともに必ず一度は提供されると思います。 ビーフストロガノフは、19世紀にロシアの貴族、アレクサンドル・ストロガノフ伯爵家に仕えたフランス人シェフが考案したものらしいのですが、いつどのように生まれたのかは定かではありません。1861年初刊のロシアの料理 […]
ポルトガルで首都リスボンに次ぐ第2の都市ポルトPorto(ポルトガル語:Oporto)。この町を有名にしているのはもちろんポルト・ワインVinho do Porto(ヴィーニョ・ド・ポルト)です。ポルトは北部ポルトガルで大西洋に注ぐドウロ川の河口近くに位置します。川の中流から上流の渓谷には丘陵が連なり、ブドウ栽培に適した環境にあるのでポルトガルを代表するワイン産地のひとつです。特にドウロ上流域は […]
いわゆる雑草として扱われる草花の中でも、親しみの深いもののひとつがクローバーCloverでしょう。ところかまわず生えてきて、特に芝生を手入れしている人たちなどには嫌われることもあります。逆に、密に生い茂り強い性質をもつことからグランドカバープランツとしての利用も可能です。クローバーという名で総称される植物は、世界中の広い地域に分布していて、日本ではマメ科シャジクソウ属と呼ばれます。シャジクソウ属 […]
コロラド州の州都デンヴァーDenverは標高が1,609m(5,280フィート)にあり、約1マイルなのでThe Mile High Cityと呼ばれます。世界には富士山頂に近い高さのボリビアの首都ラパス(3,640m)をはじめ、2,000m以上の高地の都市はいくつもあります。それでも日本に限った場合、2,000m以上の山は何百峰もあるものの、標高1,000mを超える町や村は数少なく、県庁所在地で […]
長い間つくったことも食べたこともなかったのですが、急に思い出したので久しぶりにつくってみました。 エンジェルズ・オン・ホースバックAngels on Horsebackとは直訳すれば、馬にまたがる天使という意味です。料理としてはoysters wrapped in bacon and grilledつまりベーコンで巻いたカキのグリルのこと。イギリスのオードブルで、とても簡単な料理。手軽なおつまみ […]
歩道や公園、住宅、学校、オフィスビルの植え込みなどでもっとも多く利用されている低木の代表格といえばツツジでしょう。春から初夏にかけて赤や白やピンク、それに黄色やオレンジなどさまざまな色のたくさんの花を一斉に咲かせて町を彩ります。性質も強健で、手入れも簡単なうえ移植も容易なため園芸材料としては欠かせない存在です。刈り込みに耐え、どこからでも新しい葉が出てくるのでかたちも整えやすいのが特徴。東京では […]
ヨーロッパ、特にアルプス以北では、冬は暗くて冷たく長い季節です。そして、復活祭も過ぎる頃になると待ちに待った春がやってきます。若葉が萌え花の咲き乱れる春から初夏にかけては一年でもっとも美しく、人々を自由で楽しい気持ちにさせる時期です。 5月は英語ではMay、フランス語、ドイツ語ではMai、スペイン語ではMayo、イタリア語ではMaggioとどれも似ています。この言葉の起源は、古代ローマ神話の春を […]
誰でも知っている身近な花のひとつカーネションCarnation(学名Dianthus caryophyllus L.)。母の日の贈り物として定着してから久しく、毎年5月に切花や開花株が大量に出回るようになって、現在は年間を通して楽しめる花になりました。カーネションはナデシコ科ナデシコ属の多年草です。よく見かけるのはフリルのような花びらの八重咲きですが、一重の花もかわいくて人気があります。一本の茎 […]