AUTHOR

ALBA

キューガーデンズ

イギリスの王立植物園であるキューガーデンズKew Gardensは、ロンドンの中心部から南西のリッチモンド・アポン・テムズに位置します。ロンドンから地下鉄の利用でも気軽に行ける場所にありながら、115万㎡という広大な敷地を持つ世界屈指の植物園です。そこには世界中から集められた3万種を超えるといわれる植物が保存、育成されています。鉄骨とガラスでできた全長110mの大温室パームハウスがキューガーデンズ […]

フリット / Les Frites

ベルギーでは国民食ともいえるスナックです。ポムフリット Pommes Fritesはフランス語でフライドポテト。フリットだけで通用します。ベルギーに行ったら、街角にあるフリット専門店で揚げたてのポテトを食べましょう。ブリュッセル在住の方によると、最初は低温その後高温で二度揚げすることがサクサクでおいしい理由とか。楽しいのはソースの豊富さです。フリット屋さんで注文するとどのソースにするかきかれますが […]

豚肉のアレンテージョ風            Carne de Porco à Alentejana

ポルトガル名物料理のひとつが、Carne de Porco à Alentejana豚肉のアレンテージョ風。アレンテージョというと江國香織の短編集「犬とハモニカ」の一編のタイトルとして知っている人も多いかも。ポルトガルの首都リスボンで大西洋へ注ぐテージョTejoという川があります。この川を遡っていくと、いずれスペインに入りタホTajoと名前を変え、トレドやアランフェスの町を抜けてさらに東のアラゴン […]

ベルゲン / Bergen

北欧はスカンジナビア半島の西半分を占めるのがノルウェーです。ノルウェーといえばフィヨルド。その観光拠点となるのがベルゲンです。首都オスロに次ぐ第二の都市でありながら、都会の喧騒とは無縁の風光明媚な場所。北海から流れ込むフィヨルドの奥に位置し、暖流と偏西風の影響から真冬でも凍ることのない港を持つので、中世以降交易の拠点として大いに栄えました。ヴァイキングの時代から続く港町は、いまでは大型客船の寄港地 […]

ダーティ・ハリー / Dirty Harry

言わずと知れたクリント・イーストウッドClint Eastwoodの代表作です。日本での公開は1972年。監督は、すでに「マンハッタン無宿」”Coogan’s Bluff”[1]1969年日本公開、「真昼の死闘」”Two Mules for Sister Sara”[2]1971年日本公開、「白い肌の異常な夜」”The Beg […]

フライングダッチマン

オランダのサッカー史上で最高のスーパースターといえばヨハン・クライフJohan Cruijffでしょう。様々な記録で彼を上回る選手はいるとしても、その英雄としての地位は揺るがず、彼が好んでつけた背番号14[1]サッカーでは珍しく、所属したアヤックスでは永久欠番になっていますとともに語り継がれることと思います。クライフはアヤックス・アムステルダムからFCバルセロナへ移籍した1973年に、アトレチコ・ […]

イチジク

世界で最も古い栽培果樹といわれるのがイチジクFicus caricaです。原産地は現在のイエメン[1]アラビア半島南西部あたりで、古代のメソポタミアでは幅広く生産がおこなわれていました。その後東地中海や中央アジア方面、さらに西ヨーロッパや中国へと伝播していきます。現在もエジプト、イラン、トルコなど原産地に比較的近い温暖な乾燥地域が主要な生産国です。日本への伝来について、熊本県天草市のウェブサイトを […]

ジャガイモ

南米はペルー、ボリビア、コロンビなどのアンデス山脈の高地にある、先住民、いわゆるインディオの市場を訪れると、大きな袋に入れられたり、山積みにされたりしたジャガイモがひときわ目立ちます。よく知られているように、ジャガイモ以外にもトマトやピーマン、トウガラシといった、ナス科の野菜は、主にこの地域を含む中南米が原産地です。いずれも、今では日本のみならず、世界中の人々の食生活に欠かすことのできないものとな […]

エニシダ

春から初夏にかけて黄金色の花をたくさんつけるのがエニシダCytisus scopariusです。名前だけ聞くとシダ類の仲間みたいでも、実際はマメ科の落葉性低木。エニシダ属にはいくつもの種が存在しますが、どれも花や葉の形でそれとわかります。細い枝に細かい葉が密生し、その先にマメ科特有の丸い花が咲いてこんもりとした樹形になるのです。原産はヨーロッパ、北アフリカから西アジアでその多様性は特に地中海地域で […]

シラカバ

高原の象徴ともいえるシラカバ(あるいはシラカンバ)Betula platyphyllaは、主に本州の中部地方以北から北海道にかけての山地帯に分布する落葉高木です。細く高く成長し、樹高が25~30mとなって群生します。特徴は山の中でもよく目立つその樹皮です。白いカバノキとして名前の由来にもなっていますが、薄くはがすことができるので紙の代用として使われていました。また、同じ仲間のウダイカンバとともに、 […]