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ミモザ

3月8日は国連が定めた国際女性デーです。イタリアではこの日に、男性から女性へミモザの花を贈る習慣があります。女性の強さの象徴として強健な性質のミモザの小枝でこの日を祝うようになったそうです。ロシアでは、1917年にペトログラード[1]現在のサンクトペテルブルクで起こった国際女性デーのデモが二月革命の発端になったとして、この日を祝日としています。この日とは直接関係はありませんが、ゆで卵をミモザに見立 […]

サンアントニオ / San Antonio

ビデオゲームを探せ![1]1984年公開 原題:Cloak & Daggerというアメリカ映画 があります。いわゆるB級映画なので、それほど知られていないと思いますが、E.T.で有名になったヘンリー・トーマスが主役だったこともあり、アメリカではそこそこヒットしたみたいです。お話は、ゲームソフトに仕込まれた機密情報を巡る陰謀に巻き込まれた少年が活躍するというもの。その中で何度も登場するのが、 […]

バッファロー・ビル / Buffalo Bill

アメリカのプロフットボールリーグNFL(National Football League)にバッファロー・ビルズBuffalo Billsというチームがあります。AFC[1]アメリカン・フットボール・カンファレンス NFLに2つある競技連盟のひとつの東地区[2]各連盟にそれぞれ東西南北4つの地区所属の古豪です。特にクウォーターバック(QB)にジム・ケリーJim Kelly、ランニングバック(RB) […]

オランダとオレンジ

小学生のころ、テレビではじめてオランダ代表のサッカーの試合を見ました。そのときに、選手たちがオレンジ色のユニフォームを着ていたので、「オランダ」と「オレンジ」は語源的に関連があるのだと勝手に思い込んだのです。もちろん、綴りを見ればHolland とorangeに直接関係がないということぐらいはすぐにわかります。でも、ボンクラ小学生はそんなことを考えるわけもありません。「オランダ」という日本語の国名 […]

ベルリン / Berlin

ドイツの首都ベルリンは、1989年の壁崩壊まで東西冷戦の象徴とも言うべき場所でした。陸の孤島として不自由な立地でありながら、西側の物資が空輸され自由な消費文化も当たり前に手にしてきた西ベルリンと、社会主義の名の下に思想的にも経済的にも抑圧されて閉鎖的生活を余儀なくされてきた東ベルリンとでは、壁一枚でまったくの別世界であったといえます。現在は物理的「鉄のカーテン」ともいえるベルリンの壁は取り払われ、 […]

フリージア

休眠状態の姿から総称して「球根」と呼ばれるものの中で、茎が養分を蓄えて肥大し球状になったものを「球茎」といいます。秋植えの球根植物フリージアFreesia refractaもそのひとつです。土の中に植え付けると、球茎から平たく重なり合った葉が少しずつ伸びていって、細長くて尖った葉の間から徐々に茎が顔を出します。やがてその先がアーチ状に曲がったところにかたまって花芽がつき、香りのある小ぶりでトランペ […]

ペトラ / Petra

砂漠の向こうに大きな岩の壁が見えます。その間にあるシクと呼ばれる狭い道へ入り、両側を高さ100mはあろうかという岩肌に挟まれるようなかたちで奥へ奥へと進んでいくと、急に目の前が開け、飛び込んでくるのは鮮やかなアカネ色の建物。建物といっても、磨崖仏のように砂岩の表面に彫られたファサードです。ここはヨルダンにある古代ナバテア王国の遺跡ペトラPetra。その遺跡の中で最も美しいとされるのがアル・ハズネ[ […]

ドライ・マティーニ

氷を入れたミキシンググラス[1]ステア・カクテルをつくるときに使いますにドライ・ジンを注いでドライ・ヴェルモットを少々加えたら、一気にステアして冷やしたカクテルグラスへ注ぎます。グラスの上でレモンピールをキュッと捻り出来上がりです。ヴェルモットは薬草などで風味付けしたワイン。辛口のドライは白で、主にフランスで作られているのでフレンチ・ヴェルモットと呼びます。もともとドイツ語でニガヨモギを意味するW […]

ヒッチコック

アルフレッド・ヒッチコックAlfred Hitchcockは言わずと知れたスリラー、サスペンス映画の巨匠です。昭和世代で映画通を自認する人は一通り観ているでしょうし、そうでない人も「鳥」や「サイコ」といった有名作品はご存じのはずです。ヒッチコックの映画については十分に研究され、情報も出回っています。ここでは個人的な視点で好きなヒッチコック作品を3本だけご紹介しましょう。(どれが1位とかいうわけでは […]

キュラソー

オレンジから製造されるリキュールのうち、最も知られているのがキュラソーCuraçaoです。オレンジの果皮を、アルコール度数の高いスピリッツなどに浸漬し蒸留して作ります。中でも有名なのがフランスのコアントロー社Cointreau創出によるものです。無色透明のためホワイトキュラソーに分類されますが、三回蒸留[1]アイリッシュ・ウィスキーの伝統的製法 スコッチでもオーヘントッシャンAuchentosha […]