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おいしいものを食べたい

豚肉のアレンテージョ風            Carne de Porco à Alentejana

ポルトガル名物料理のひとつが、Carne de Porco à Alentejana豚肉のアレンテージョ風。アレンテージョというと江國香織の短編集「犬とハモニカ」の一編のタイトルとして知っている人も多いかも。ポルトガルの首都リスボンで大西洋へ注ぐテージョTejoという川があります。この川を遡っていくと、いずれスペインに入りタホTajoと名前を変え、トレドやアランフェスの町を抜けてさらに東のアラゴン […]

イチジク

世界で最も古い栽培果樹といわれるのがイチジクFicus caricaです。原産地は現在のイエメン[1]アラビア半島南西部あたりで、古代のメソポタミアでは幅広く生産がおこなわれていました。その後東地中海や中央アジア方面、さらに西ヨーロッパや中国へと伝播していきます。現在もエジプト、イラン、トルコなど原産地に比較的近い温暖な乾燥地域が主要な生産国です。日本への伝来について、熊本県天草市のウェブサイトを […]

ジャガイモ

南米はペルー、ボリビア、コロンビなどのアンデス山脈の高地にある、先住民、いわゆるインディオの市場を訪れると、大きな袋に入れられたり、山積みにされたりしたジャガイモがひときわ目立ちます。よく知られているように、ジャガイモ以外にもトマトやピーマン、トウガラシといった、ナス科の野菜は、主にこの地域を含む中南米が原産地です。いずれも、今では日本のみならず、世界中の人々の食生活に欠かすことのできないものとな […]

ハーヴィ・ウォールバンガー / Harvey wallbanger

好きなカクテルのひとつです。日本では知名度が低いですが、アメリカやイギリスでは結構知られています。つくり方はいたって簡単です。コリンズグラス[1]背の高い円筒形のグラスでトムコリンズなどを供するためにつくられたにウォッカ1.5オンス、オレンジジュース4オンスを入れ、氷を満たします。そこへガリアーノGalliano0.5オンスを上にのせるように静かに注ぐというもの。かき混ぜずにだします。 うそか本当 […]

チャコリ / Txakoli

北スペインへ行ったら飲むべきものはチャコリです。スペイン語ではChacolí、バスク語ではTxakoliと綴ります。バスクを中心にスペイン北部で産出される微発泡性のワインです。年間降雨量が多く比較的冷涼な気候な土地が、チャコリのブドウ栽培からワイン製造に適しているのだとか。一般的には白ワインですが、赤もあります。バルでピンチョスをおともに一杯やるのがバスク流。チャコリは、現在ではバスク以外のスペイ […]

フラームセ・カルボナーデ / Vlaamse Karbonade

フラームセ・カルボナーデVlaamse Karbonadeは、ベルギーはフランデレン(フランドル)地方の郷土料理として知られる牛肉ビール煮込みです。付け合わせのストゥンプstoempとともにつくります。 カルボナーデ●材料・下ごしらえ(4人分)牛肉…400g(すね肉など煮込んでおいしいところ)※塊の場合は小さく切らずに1辺を5~10cmぐらいの大きめに。タマネギ…1個(200g程度)※8等分のくし […]

グラッパ / Grappa

イタリアの蒸留酒です。ワインをつくる時のブドウの搾りかすを原料にするため、かす取りブランデーpomace[1]発音はポミス ポマースと読むのは間違い brandyと呼ばれる種類に含まれます。アルコール度数が高く、少量を食後酒として飲むのが一般的。グラッパの製法は法令で厳しく規定されていて、EU内でもグラッパの呼称は、イタリアで生産されたブドウを用い、イタリア国内の工場で製造されたものにしか使用でき […]

ピンチョス / Pinchos

バスクを中心としたスペイン北部の名物と言っていいでしょう。もちろん、マドリードやバルセロナなどほかの都市でもピンチョスを食べられるお店はあります。でも本場のお店で食べてみたいですよね。ビルバオやサン・セバスチャンを訪れると、仕事と称してバルをはしごしては、チャコリ[1]chacolí北スペイン特産の微発泡性ワイン片手にピンチョスをつまんだりしていました。ピンチョpinchoはスペイン語で串[2]肉 […]

ブランデー / Brandy

果実を発酵させ蒸留してつくる酒を総称してブランデーと呼びます。蒸留の仕組みというのは、14世紀初頭に南仏はモンペリエの医師で薬剤師のアルナルドゥス・デ・ヴィラ・ノヴァが、錬金術の実験中に偶然発見したのが最初だそうです[1]起源についてはほかにも説があります。フランスでのワインづくりは、古代ローマ時代にに持ち込まれて以来根付いていたものの、長期保存の技術が未熟であったため、たくさん製造しても酸化して […]

ボルシチ/ борщ

子供のころ、母と都心方面へ買い物などに出かけると、ときどき、その当時に五反田駅の駅舎に隣接していた「日本食堂」でお昼を食べました。決まって頼んだのがボルシチです。真ん中に白いクリームがのった赤いスープが大好きでした。大人になってソ連時代のモスクワやレニングラード[1]現サンクトペテルブルクやキーウ(キエフ)を訪れたとき、ボルシチを食べるたびに古い記憶がよみがえったものです。でも少し違ったのは具の大 […]